イランのエスファハーンにある通称エマームのモスク。
イランで最も華麗なマスジェドの一つと言われ、17世紀、イランを統治していたサファヴィー朝の王によって建てられたもの。
山の中を通る街道沿いの食堂の前に設けられた礼拝用の場所で、ズフルのサラートを行う人。別に必ずここで礼拝を行う必要はないのだが、「礼拝用の場所」ということで安心できるのか、礼拝の時間帯には順番待ちになっていた。
礼拝用の敷物(アラビア語ではサッジャーダ、ペルシア語ではジャー・ナマーズ)の一例。
敷物が見つからない時など、新聞紙を広げてその上で礼拝している人も。地面や床に直接座って礼拝をすることが悪いとはされていないのだが、何か礼拝の場所を設けたい気持ちになるらしい。
世界中どこにいてもマッカ(メッカ)の位置がわかる方位磁石。
礼拝は必ずマッカの方角を向いて行うことと定められているため、この磁石の存在は重要。もちろん、方角が分からない時は、大体で構わない。ついうっかりマッカとは逆の方向を向いて礼拝を行ったとしても、気持ちがきちんとマッカに向いていれば大丈夫とのこと。
これはイランのホテルの部屋の中にあったキブラ(マッカの方角)を示すプレート。これと、上の写真のジャー・ナマーズとクルアーン(コーラン)は、イランのホテルに必ずある備品。
イラン・エアの中に設けられた礼拝用の小部屋の中にある、キブラを示す図。飛行機の移動に合わせて、キブラを示す矢印も移動し、常に正しくマッカの方向を向かうことができるようになっている。