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サラさんとらくさんのイスラームとユダヤな世界のコラボレーション! 
by collabo-sarakuda
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テヘランのカラス
 テヘランのカラスもツートンカラーなんですよ~

 と、ただそれだけなのですが。

テヘランのカラス_e0037131_13262745.jpg


 テヘランのカラスはツートンカラー。

 イラン全土を見渡すと日本のような真っ黒なカラスもいるのですが、日本よりは小柄でおとなしいようです。

 ということで、テヘランからでした。
# by collabo-sarakuda | 2007-01-07 13:27 | 文化日記-テヘランとエルサレム
ブロックされた黄金門、とムスリム墓地
お久しぶりです。らくだのです。

このコラボをはじめたばかりの頃のレポート「丹波さんは納得するのか、ユダヤの死後の世界」で、

“一昨日と昨日にかけて、エルサレムのユダヤ墓地へエンヤコラッと行ってきました。旧市街の近くのオリーブ山のユダヤ墓地、以前サラさんも一度行かれたことがあると仰っていましたが、日中は日差しが厳しすぎるので夕暮れにかけて探索しました。このオリーブ山は山全体が墓地となっていますが、これはメシア(救世主)が現れるのがこの山で、ここに埋葬された人たちの魂はメシアの到来によって起こる「死者のよみがえり」を誰よりも早くできるとされているからです。そしてメシアはオリーブ山の向かいにある黄金門から旧市街へと入っていくのですが、メシアが墓を不浄な場所として恐れるだろうと考えたムスリムは門の前にムスリムの墓地を作り、メシアが入れないように門を封鎖しました。下の写真の真ん中から右寄り、壁の上部にポコッとなっているのが封鎖された黄金門です。”


というくだりがあります。

先日、ようやくこの黄金門のムスリム墓地へ行ってきました。
ブロックされた黄金門、とムスリム墓地_e0037131_20184117.jpg
(墓地の入り口。左に見える箱は棺おけ。)

これまでもこの墓地は行ってみたいと思いながらも、なかなか実現しなかった理由は、「非ムスリムは入りづらい」ということでした。というのも、墓地の入り口にはイスラエルの警察官(ユダヤ人)が二人組みで門番をしていて、「ちょいと見物に」という雰囲気でもなく、特にユダヤ人が入ろうものならば政治的問題に発展しないとも限らない。あまり一人でこの辺をうろつきたくないわたしのボディーガードはたいていはユダヤの方なので、今回はユダヤ人とわかる頭のキパを取って同行してもらいました。

ということで、今回この墓地には初めて足を踏み入れたのですが、写真の中央に見える黄金門を見事にブロックしながら旧市街の城壁ぞいに何世紀も前からの墓や最近の墓までが無造作な墓地でした。
ブロックされた黄金門、とムスリム墓地_e0037131_20195978.jpg


アラビア語は読めないので詳しくどの時代のものなのかがわからないのが残念でしたが、場所的なものや墓石の形などからどれが古いのかはだいたいわかりました。ユダヤの墓地ではカラスを見かけることはほとんどないのですが、なぜかムスリム墓地ではそれが群れを成しているのも興味深いところでした。
ブロックされた黄金門、とムスリム墓地_e0037131_2023935.jpg

左の丘がオリーブ山のユダヤ墓地。右手が黄金門とそれを塞ぐムスリム墓地。

ブロックされた黄金門、とムスリム墓地_e0037131_20202542.jpg

イスラエルのグレー&黒のツートンなカラス。イスラエルでは真っ黒一色のカラスを見たことはない。
# by collabo-sarakuda | 2006-12-15 20:26 | 宗教-イスラームとユダヤ
冷水式クーラー
またまたしばらく、コラボの投稿期間があいてしまいました。お互いに何かと忙しく、なかなか思うようにコラボできないのが残念ですが、久しぶりにイランとエルサレムからの文化日記です。


サラさんからのお手紙。

 「イスラエルの冷房って、日本にもあるようなエアコンですか?イランは水冷式クーラー(大きな箱の中に水を通し、そこに風を送り込んで気化熱で空気を冷やすやり方)が一般的なんですよ。でもアラブ人留学生などによると、アラブではこんな冷房方式はないと言うのです。シリア、ヨルダン、レバノンでは使っていないらしいことが分かったので、イスラエルはどうかなあと。そういえば、私がまだ小学校へ通う前くらいには、日本にもまだこの水冷式クーラーってあったと思うのですけど、日本では全く見なくなりましたよね。」



らくさん:「水の箱!懐かしいなあ。ありましたよね~、子供の頃。

イスラエルのクーラーですが、残念ながら(笑)普通のクーラーで、もう、どこでもガンガンです。バスに乗っていても寒くて寒くて、本当に極端な人たちだと。で、バスを降りると、外気の熱さが、あー、暖房みたいできもちいいーという感じなんですよね。仕事で行く企業でも、そうなんですよ。室内が寒すぎるので、セーターを着込んだり、窓を開けて熱い風を入れたりと、まったく無駄ですよね。」



サラさん: 「イスラエルは普通のガス式*クーラーなんですね。やっぱり中東地域ではイランだけなんですかね。水冷式クーラーを今でも使っているのって。
 でも、らくさんが水冷式クーラーを知っていてほっとしました。私の少し下の世代だと、もう知らない人も多いんですよ。「え~、日本にそんなのあったんですか?」と言われ、がっくりしましたよ。」



らくさん:「まだ私が小学生の頃でした。あの当時、実家には扇風機しかなかったのですが、遊びに行った東京のいとこの家にそれがあって、「うわー、すごいなあ!クーラーだ!」と思った記憶があります。今思うと、すごいアナログなクーラーなんですけどね。はははっ。懐かしいですねえ。そうか、私たちの下の世代になると知らないんですね・・・。ああ、年を感じます。でも地球の温暖化やらなんやら、熱い風が減るので冷水式クーラーもいいかもしれませんね。とうこともないか・・・。」



注:ガス式*-イランでは電気のエアコンのことを、「ガス式」と呼ぶんですよ。フロンガスとかそういうことでしょうか。水冷式でも電力で動いているから「電気式」じゃ駄目だろうとか思った人がいたのでしょうか。(サラ)



追記:イスラエル在住の方から「冷水クーラー」に関しての、レポートがありました。イスラエルにもあるそうです。興味のある方はこちらを。(らく)
# by collabo-sarakuda | 2006-09-06 21:02 | 文化日記-テヘランとエルサレム
だれが払うの?イラン風会計の仕方
サラさんかららくさんへのお手紙での質問。

「イスラエルでは、例えば何人かで食事をしたときに、どんな風に会計をしますか?」

そしてサラさん曰く、イランでは・・・・


  こちらだと、Bozorg(年上あるいは立場が上の人)が支払うというのが割と普通だと思うんですよ。学生同士で割り勘にするにしても、日本のように、一円単位まできっちり計算するというのは滅多にない光景で、誰かしらが、端数を持つとかするものなんですよ。今回は私ねと。

 で、私の場合、日本人留学生などと一緒の場合は、年齢的にも、一応とはいえ働いているので、やっぱり、少し多めに支払うくらいのことはします。で、イラン人の教え子と一緒にタクシーに乗ったら、やっぱり彼らがお金を出すと言っても私が出すのが普通なんですね。

 実際には、非常勤の給料なんてないに等しいですし、いつも懐に余裕があるわけではないのですが、でもまあ、一応とはいえ年上なんだし、仕事もしているんだしと、特に疑問を持つこともなく奢ったり、多めに負担をしたりすることをしていたんですね。逆に、私が私より立場や年齢が上の人にはよくごちそうになったりしていますし。イラン的なやり方からしても、私個人の性格からしても、きっちり割り勘でなくても良いじゃない、という感じなんですけど。まあ、なんというか、もちつもたれつ、というところでしょうか。

 イスラエルだときっちり分けるのかな?と気になったんですね。 お金の払方一つにしてもお国柄がありますよね。きっと。




らくさんのサラさんへの返答お手紙はこんなふう。



サラさんのお話、さすがイランという気がします。イスラエルではどうなんでしょうね。年齢に関係なくさらりと割り勘というのが一般的なんじゃないかなあと思いますが、私の個人的な限られた学生的な交友関係だけかもしれませんけど。

親しい仲では持ちつ持たれつで、時には奢りあいもありますね。男性の友人同士の場合はどちらかが奢る、または大目に出すというの見かけます。まあ、このあたりはやっぱり男のたてまえみたいなものなのでしょうか。

親しい女性の友人がいますが、彼女は「絶対におごられたくない!」主義者のようで、彼女が全額払うことがあっても、私がそうしようとすると必死に止めますね。イスラエルの女性はとてもガンコな方が多いので、口では勝てませんから、あっさり引き下がることが多いんですけどね。わはははっ。

年配の方たちの場合、あまり外で食事をする、またはコーヒーを飲みに行くという習慣があまりないような気がします。外でコーヒーを飲むくらいならお互いの家で、奥さんの作ったケーキとミルクと砂糖たっぷりのネスカフェで、ズズズーっと、という感じでしょうか。エルサレムでも若い女性がカフェに出かけたりするのはよく見かけますが、おばちゃんたちがカフェに行くというのもかなり稀な気がします。

あ、これを書いていて思ったんですけどね、イランでは中年層の方々(語弊があります?この表現?)が行かれるようなおしゃれなレストランなどはありますか?チャイハネのようなローカルなものはあるでしょうけどね。

エルサレムではそうですね、マハネ・イェフダ市場のあたりなどではローカルな食堂のようなものはあっても、やはり中年層はきちんとした食事は自宅に呼び合って、というのが多いような気がします。

# by collabo-sarakuda | 2006-05-15 04:13 | 文化日記-テヘランとエルサレム
コメントについて

基本的にコメント欄はサラさんとらくさんの記事への補足用なので、コメントを残される方はご面倒でもサラさんとらくさんのどちらかのBBSのほうにお願いします。

っというのが、はじめの設定だったのですが、ブログの内容も文化日記などが加わったことと、ラクさんのBBSもなくなってしまいましたので、ふつうにコメント欄にてのコメント大歓迎ですので、よろしくお願いいたします。
# by collabo-sarakuda | 2006-03-20 22:54 | このブログについて